ちいきの学校・小林信彦さんのご自宅にある竹林で4月24日、ちいきの学校の呼びかけで集まった皆さんが筍とりを楽しみました。
2時間足らずで50本以上を収穫し、参加者たちは「いっぱい採れた」「今夜は筍ご飯を作る」と笑顔でした。
筍とりは、小林さんのご自宅で開催される毎年恒例の行事です。
小林さんのお父さま・小林利信さんが育てた竹林では、春になると筍が続々と生えます。
大きくなった筍を倒すだけになってしまうのはもったいないということで、世代を問わずたくさんの人々が小林さんの呼びかけに応えて筍とり体験をしています。
実は、農作業をする高齢者の方々にとって、筍とりは体力を使う大変な仕事です。
そのため、筍の収穫が高齢者の方々の困りごとになっています。
そこで、私たちも筍とりを手伝って困りごとを解決しよう!というのがこのイベントです。
とった筍は持ち帰って家庭料理に使えるので、誰にとっても嬉しい企画です。
この日は約30人以上が参加しました。
子どもから若者、子育て世代、働き世代、おじいさんやおばあさんまで幅広い世代の人々が集まり、とてもにぎやかでした。
竹林のあちこちから、「筍とれたよー!」と参加者の喜ぶ声が聞こえました。
すかさず、笑顔をパシャリ。
筆者もさっそく挑戦しましたが、なかなかの重労働……。
同じ参加者の方が堀り方のお手本を見せてくれました。初心者の筆者とは全然違います。
また、この方は筍料理の作り方も教えてくれました。
なんと、ご自分で考案したレシピだとのこと。
筍はレシピを創意工夫できることもおもしろみの1つですね。食欲をそそられながら、作り方をメモメモ。
筍とり体験後、キャリーは筍でいっぱいになりました。
記念に全員で筍を持って「はい、チーズ!」。
専修学校で農業を学んでいるという1人の参加者は、「天気もよく、空気がおいしい。いい運動になりました」と笑顔を見せました。
小林さんは、「たくさんの人が来てくれて嬉しいです。ただただ感謝ですね。これで親孝行ができれば」と話しています。
筍とり体験は来年も行う予定です。
多世代で一緒に筍をとることはとても楽しく、参加者の方々の明るさと優しさに触れられたことに感謝しました。
コロナ禍で人とのつながりが制限されているなかでも、多世代交流を通して豊かな出会いを体感してみませんか。
おいしい筍もぜひどうぞ。
文責:五来汐里