小林さん家で梅とり
6月12日(日)小林さん家の梅畑で梅の収穫が行われました。子どもから高齢者まで多世代が集まり収穫を楽しみました。
梅雨の時期ではあったのですが、天気に恵まれたくさんの梅を収穫することができました。
賑わいを取り戻した梅畑
小林さんのお母さん、小林幸代さんにお話を聞くことができました。
30年前は毎年梅の収穫イベントを行っていて、40人ほど集まって賑やかに行っていたそうです。
しかし、年々参加者が減少したことでイベントがなくなってしまいましたが、現在は、知り合いがたくさん集まってきてくれるようになり賑わいを取り戻したそうです。
梅を通して交流
イベント参加者にもお話を聞くことができました。去年もイベントに参加をして、梅干しや梅ジュースをつくったそうです。
普段から自宅で畑仕事などをしており「畑仕事したり梅干しつくったりして、自然の恩恵を受けるのは素晴らしいことだよね。ぜひこれを伝承していきたいよね。」とおっしゃっていました。
梅干し、梅ジュースの作り方はインターネットでも調べられるが、参加者同士で作り方の共有や勉強をしていました。各家庭での工程や味付けの違いに盛り上がっていました。
「自分たちの手でつくることは安心感があって、お店に売っている物よりも安くおいしく食べられるよね。」「せっかくおいしんだから、つないでいかないとダメでしょ」「梅干しの作り方教えてね」などたくさんの会話が交わされていました。梅の収穫や梅干しづくりを通してお互いの輪を育んでいました。
感想
今回のイベントを通して、人の手によって育てられ加工され、思いや伝統をつないでいくことのすばらしさを感じることができました。現在はフードロスや食料自給率低下など日本では食料に関する多くの問題があります。イベントに来てくださった皆さんのように収穫や加工を通して食を大切にする人が少しでも増えてくれることを願っています。
私の家では収穫した梅を梅ジュースにしました。完成が楽しみです。
文責:早津順生