「日常的に車は運転します」
今回の参加者は、60代〜70代の女性の方達。
元気ではつらつとされているが、いつまで自分が運転して今の暮らしを継続できるのか不安もあるそう。
まず最初に行ったのは適性検査。指導員が見守る中、マス目に線を引いたり、簡単な計算をしたりします。
一定時間でどこまで書けたかで、情報処理のスピードが衰えていないかをチェックするためです。
「問題ないですね」谷津指導員の言葉に、ほっとした表情の参加者。
次は体脂肪や筋肉量を計測し、現在の身体の状態を確認します。
「運転には反射神経や柔軟性はとても重要です」と話す鈴木トレーナーは、普段、地域向けのフィットネスや介護予防体操を教えている人物。
筋肉量の維持とストレッチの重要性については並々ならぬ思いがあります。
「運動ができていれば大抵のことは大丈夫。心も安定します」の言葉に参加者も深くうなずいていました。
次に、身体の状態を把握してもらうため、参加者にいくつかの動作を行ってもらいます。
光を追って足でタッチする器具はゲームのような楽しさ。思わず笑い声が漏れます。
身体の状態把握といくつかの動作チェックを通し、参加者は今の自分がどのくらいの状態かについて確認することになります。
もちろん問題ないのが一番ですが、どこが衰えてきていて、どこを注意して生活していけば良いのか、専門家と話すことで見えてくるものがあります。
ドラさぽを受けた参加者の方からは
「しばらく大丈夫と自信がつきました」
「想像してたよりできなくて、運動しなきゃと思いました」
といった感想が聞かれました。