10月5日、城里町役場主催の地域おこし協力隊募集イベント「くっつく」の第二回が開催されました。
前回の参加に続き、今回もとても楽しみにしていました!
前回のくっつくについてはこちら
次はどんな出会いがあるかワクワクを抱えながらのスタートです!
この日は朝から雨模様で開催されるか心配でしたが、無事開催することができました。
前回同様バスで合流してから城里町役場へ。
少し雨が降っていたので前回の広場ではなく屋根の下でオープニングが行われました。
農業政策課の方と地域おこし協力隊の方の和やかな挨拶を見て、なんだか懐かしい気持ちになりました。みなさん変わらず元気そうで嬉しかったです。
まずはさつまいも畑に向かいます!
約5か月前に植えたさつまいもの成長を楽しみにしていました。
到着すると立派な苗が見えてきました!何個か収穫してあるさつまいももあったのですが、なんだか大きそうな予感…
チームに分かれて芋掘りをスタートしました。
協力隊の皆さんに掘り方を教えていただきながら進めていきます。
周りの土を避けつつ、さつまいもが折れないようなところまで丁寧に掘っていきます。
ある程度土を避けることができたら、勢いよく引き抜くことで綺麗に取れます。
おそらく小学生の時以来の芋掘りで、できるか不安でしたが思ったより簡単に取れました。
「土に触れるとなんだか安心するね!」と参加した方と楽しく話しながら作業できました。
今回参加された方は、地域おこし協力隊や農業に興味を持っている人が多く、地域おこし協力隊の方とよりリアルな話をしている方が多かったです。
農業をやりたいと思っている人がこんなに多くいることが個人的な驚きでした。
こうして無事収穫を終えたらみんなで集合写真。
各々自分で掘ったさつまいもを片手に素敵な笑顔でした。
このさつまいもはしばらく寝かせてよりおいしいさつまいもにしていきます。
身体を動かしたら次はご飯の時間です!
お楽しみのランチタイムです!
「フォレストピア七里の森」にお邪魔しました。「フォレストピア七里の森」は、城里町にあるキャンプ場です。
キャンプ場として利用できるほか、焼き物体験などのイベントもおこなわれています。
今回は羽釜を使って「ななかいの里コシヒカリ」の新米を炊いていただきました!
「ななかいの里コシヒカリ」は城里の特産品で、2021年に開催された第18回お米日本一コンテストinしずおかでは最高金賞と金賞を受賞している実力派のブランド米です。
新米、羽釜、ブランド米という最強のコラボは想像しただけでお腹が空きます。
地元の方々が事前に炊いてくださったのですが、フタを開けた瞬間いい香りに包まれました。
これからこのお米をみんなで握っていきます!
それぞれ好きな大きさで握っていきました。味付けは塩のみ!
お腹が空いて仕方なかった私は「これだけで足りるだろうか…」と心配でしたが、そんな心配は必要がなかったです。
一口目から甘さが感じられ、噛めば噛むほど味が広がっていきました。
もはや塩がいらないくらいの甘さです!自分で握ったこともあって倍美味しく感じられました。
他の参加者の方からも「美味しい!」という声が広がり、皆さん1個で収まる様子はありませんでした。(ちなみに私は3個食べてしまいました。)
付け合わせに町の物産センター山櫻で販売されている漬物があったのですが、それだけでお米が何倍も食べられるくらいそちらも美味しかったです。
このおいしさを引き出すには、肥料と水が重要だそうです。
有機の肥料と沢から直接流れる水によってこの美味しさが保たれています。また水の温度も同じ城里内でも3度くらい変化するらしく、ここでしか出せない味であると教えていただきました。
こんな高品質のお米がある一方、悩みは担い手不足だそうです。後継者がいないためにお米の生産が難しいと聞きました。
自分の食べているものがどうできているか気になって農業に関心を持ったという方がいたのですが、今目の前にあるものがどうできているかという視点は忘れてはいけないと感じました。
参加した人同士でお米を食べながら、楽しい話をしたところで次の場所に向かいます!
<ご協力いただいた盛田さんご夫婦(写真左右)、お米部会員の奥様(写真中央)>
満腹になったところでお買い物タイムです。
物産センター「山桜」に行きました。
ちょうど新米まつりをおこなっているところで、大盛況でした!
中にはたくさんの野菜や特産品があり、買い物欲が刺激されます。
おむすびと一緒に食べた漬物も販売されており、皆さんこぞって購入していました。
私は新米とさつまいもを購入しました!家に帰って食べるのが楽しみです。
最後は、梨の収穫体験です!
地域おこし協力隊の研修先としてお世話になっているという「御西果樹園」にお邪魔しました。「御西果樹園」は1952年から開園しており、梨のほかにもブドウの栽培をおこなっています。
普段は一般の方は畑に入れませんが、今回は特別に収穫体験させていただきます。
私は、梨の収穫は初体験なので、とても楽しみにしていました。
到着すると、かわいいニワトリがいました!
出迎えをうけつつ、梨畑に向かいます。
到着した畑にはたくさんの梨が実っていました!初めて近くで見たのですが、木の高さが低くすぐ目の前に梨がある状態でした。
協力隊の皆さんに梨の収穫のポイントを教えていただきました。
梨が包まれている袋をめくり、おしりの部分を確認します。赤くなっていれば、熟している証なんだそう。
収穫するときはゆっくり上に持ち上げると簡単にとることができます。
指導を受けて、さっそくトライ!
ドキドキでしたが、上に持ち上げただけで思ったよりすんなり収穫することができました!
みんなでどれが赤いか確認しつつ、収穫を体験させていただきました。
木によって味や大きさが変わるそう。また、古ければ古いほどいいわけではなく、15-25年がピークだそうです。
私たちの手に届くまで、長い年月をかけて育てられることを実感しました。
また、木の高さが低いのは先代の農家さんの高さに合わせてつくられているため、そのまま低い状態だそうです。人の高さに合わせて調整できることを知らなかったので驚きました。
参加した人の中には、背の高い人も多く少し大変そうでした(笑)
収穫体験後、梨とブドウの味見をさせていただきました。
梨は甘くてみずみずしく、これまで食べた中でも特に美味しかったです!
また、ブドウも様々な品種がありいろんな味わいを体験させていただきました。
梨は収穫後に追熟することがなく、スーパーに出ているものよりも直売所に出ているもののほうが甘い梨だそうです。気になった方はぜひ行ってみてください!
一日の終わりがあっという間に近づいてきました…
また町役場に戻ります。
最後に農業政策課の皆さんと地域おこし協力隊の皆さんから挨拶がありました。
その中で皆さんの城里町への愛と熱意が強く感じられ、本当に参加してよかったと思いました。
前回から続く参加でしたが、来れば来るほど城里の方の優しさや温かさ、風土の良さ、さらにまだ知らない城里の魅力に気付くことができ、新しい発見が多かったです。
農作物が育つ環境もあると思いますが、育てる人の気持ちもあるからこそ美味しい食材がたくさん育つのだろうと感じました。
城里町の方も参加している方も魅力的な方が多く、出会えてよかったという気持ちでいっぱいです。
また城里町に来るときはどんな発見があるか楽しみです!
文:伊藤百音
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第3弾は11月9日に開催!
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